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リノベーションを、きよく、ただしく、うつくしく

TOKYO*STANDARD

blue studio

Works

いろいろなものが、ほどよく“半端”

Comment

「広々としながらも、居場所感のある空間」に住みたいというFさんご夫妻。奥様が世田谷にある「夏椿」という古い一軒家のお店が好きとのことで、イメージしながら、リノベーション。空間のポイントは、“曖昧の妙”。玄関に入るとガラスブロックの壁で仕切ったワークスペース、その奥にベッドルームとLDK。その二つを区切る壁は天井までつながっていないため、個室であるようで個室ではなく、また、LDK 側には箱畳を造作。ダイニングテーブルの椅子にもなっている畳なのですが、小上がりほど大きくはなく、椅子ほど小さくはなく、絶妙な大きさ。いろいろなものが、ほどよく“半端”。洗面所を挟んだ二つの木の扉は、Fさんたちが探してきたもの。日本家屋のような雰囲気が生まれました。ワンルームでありながら、シーンによって“居場所感”がある。絶妙な“曖昧の妙”がこの部屋の魅力です。

BasicCouple601R

Housing information

T*S_053
間取り
1R
築年月(新築時/リノベーション時)
1975年10月/2014年10月
リノベーション面積/コスト
64.62m²/1070万円
エリア
東京都世田谷区